蜻蛉日記
 
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
私の男
 辛口の批評が多かった。じゃなぜ直木賞?と考えたときに、改めて、共感できる部分を認識した。からめ取られたような、非生産的な恋から抜け出す、血の人形。
 近親相姦であり、ともに殺人を犯し、互いを傷つけあうだけで、生きることに虚無になっていくような、廃人になっていくような関係。女は、何とか断ち切りたいと思う。男もそれしかないのだと心では分かっている。
 そして本当にそうなる。男は、永遠に女の前から姿を消す。
その後の女は、幸せに生きていけるのだろうか。それともやはり廃人になるのかな。

 過去と他人は変えられない。変えられるのは未来と自分だけ。
だが、その自分も、保守的で、なかなか変えられないもの。
ぬけがらになってでも、現状を打破するべきなのに。
そうすれば、出口のないトンネルが終わるのに。
スポンサーサイト
ダブルファンタジー
 村山由佳による、文春の連載小説である。ここ数回のものに、俄然はまってしまった。・・・・・うまい!みじめったらしく、痛々しく、終わった恋に執着する女心が心憎いほどリアルに描かれている。立ち直るために、別の男にすがるあたりも、説得力がある。また人物像が魅力的なんだよなあ男も女も。
 しかも芝居人たちの話である。創作の混迷の淵に漂う私には、癒しとなるような・・・。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。