蜻蛉日記
 
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横浜相鉄本多劇場で奥山先生の一人芝居
殴られたような衝撃を受けた。
涙があふれてとまらなかった。

「われから」
奥山先生は、樋口一葉の一人芝居を手がけて12年。
しかもこの作品は、死ぬ間際に病と闘いながら一葉が書いた作。

一人で舞台にいるのに、何という存在感。
何という物言いの変幻自在。

表情、所作、全て。
美しくて見入られ、
そうしてそうして・・・最後は
女の悲しさ、孤独が圧倒的に迫ってきて、また泣けた。

公演後、立ち上がれなかった。
そのぐらい衝撃を受けた。

世の中には、こういう、深い、濃い、すばらしい仕事を女優としてしていらっしゃる方が大勢いるんだな、と。

おこまがしいことです。
でも、目指す。最後の最後までしがみついて目指す。

そして、作者としては、この芝居の終わりは、
男にしがみつくことではない、だからと言ってウーマンリブでもない、もっとリアルで混沌としたものという実感がじわじわ。

これが釘付けってこなんだね。
今の私にできるとはとても思えない。

ただやっとわかったかも。
心根の段階を。

内山先生と奥山先生の間に共通して流れるもの・・・・
私も死ぬまで女優のはしくれでいよう、それ以外のことはわがままに振舞おう。

それが、昨日の奥山先生のあの舞台。

私の何か、大事なことの出発点。
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これぞ本物中の本物!!!内山八重子先生
 これまでもたくさんお世話になってきた、
敬愛する内山八重子先生に、昨日おいでいただいた。

 一言で言うなら、絶句。

「私はね、男に恋はしませんでした、生涯。芸に恋した女です。
だからわかるのよ。あなたの情念はうそ。もっともっと深く激しいものですよ、女の情念は。」

 「あなた、いつも同じ姿勢、一本調子。それでは芝居は描けないわよ。」
そうして見せて下さった、美しい所作、芝居、女優心。

 そこにいた人全てが魅了された。釘付けになった。

 足元にも及ばぬ私は、それでも厚顔無恥に、先生を目指そうと思う。報われぬ努力を続ける覚悟改めて。
更年期万歳
 数年前、演出ミズノタクジとけんかした際、「更年期ならそう言え!」というメールをもらったことがある。ものすごく傷ついたのを覚えている。

 そして昨年12月には、「更年期、閉経の芝居を深めろ」と。

 で、今、本当に、更年期と全面対決する腹をくくって格闘中〈笑)。
誰でも年をとる、若さは現象。だったら開き直ってそのことをあざやかに描こうと。
開き直ったらものすごく楽になった。
そして課題がたくさん見えてきた。

 気が狂うほどに、今は作品世界と役作りに邁進。
それで見えてきたこと。
 実人生の恋や、裏切りや、嫉妬や、殺意、依存、絶望・・・そんなものより、
女優として、表現者として描くドラマのほうが、私にとって意味があるということ。

 全てはアングル。
全ては女優としての肥やし。
そう完全にふっきったら、森光子とか大竹しのぶなんだろう。

「楽屋」の台詞に確か。
「女優がさ、男のために死んだら終わりだよ、何人の男を泣かせても、死なせても、芸の肥やしにして女優として大きくなるんでなきゃ」みたいなのがあった。

男は芸の肥やし。
心からそう思えたらかっこいいよなあ。

尊敬するある人からのアドバイス。
「この芝居で、真ん中張って、どれだけの男を釘付けにするか、注目させてみせる、それぐらいの覚悟でやれよ」。

若くもない、
美人でもない、
器用でもない、
しなやかでもない、

では私の武器は何?
背水の陣で突き詰める
相鉄本多で、全編初通し稽古!
 こんなに体力と、精神力がいるとは思わなかった。
終わった瞬間に、5分ぐらい、気絶?した。
今の自分のベストを出し切った。
たくさん失敗したけど、気持ちつながったところもたくさんあった、発見もあった。

何という、充実感、何という高揚感。

これぞ女優冥利。

 もちろん、まだまだまったくだめだめなんですよ、

声がぜんぜん出てない、
緊張感ない、
下半身がだめ、
芝居しないで段取りになってる、

一行一行に思い入れすぎて、テンポ悪い!

極めつけは、
え?そんな読み?まったく変わってくるじゃん・・・
と肝心なところを。

あんなに細かく組み立てたのにな、
自分の動かない、無様な肉体が恨めしい、
心と体が連動しない、

努力は報われない、決して。
それが芝居。

もう一度、一から組み建て直しです。
でも、なぜかぜんぜんへこんでいない、ずうずうしい自分がいる。

何だろう、このふてぶてしい余裕は。
本音言うと、
楽しくて楽しくて仕方がなかった。
もう、
麻薬中毒患者のように。
生理的な快感。
いっちゃってる・・のよ。

もっともっと、まだまだ。
本番のその日まで、
濃密な夢時間を極める。

オフの日は、
せっせとジム、そしてバレエ、タップ。

24時間、芝居のことだけ。
ああああ、し・あ・わせ。
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