蜻蛉日記
 
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「死ぬ気まんまん」
これは、「百万回生きたねこ」の作者であり、谷川俊太郎の妻だったこともある、あの佐野洋子の本のタイトル。
彼女はがんで亡くなった。72歳?74歳?

告知を受けて、あと2年と言われて、「私死ぬんだあ」とみんなに言って回ったら、意外に元気でもうちょっと生きた、なんてことが書いてある本。

そして新鮮だったのは、死ぬのをちっとも怖がってないこと。
壮絶な闘病記なんて大嫌い、日教組の敵で本望、なんて書くあまのじゃく、究極のわがまま。

タイトルは、佐野洋子の息子が、
「うちのおふくろ、最近、死ぬ気まんまんなんですよね。」と言ったところから取ったそうな。

少し前に、茨木のり子の評伝を読んだが、それもまた面白かった。
夫を40代でなくした茨木は70代まで一人ぐらし。

持病もあったし、死に支度を粛々としていた。

葬式はしない。
私が死んだら、知人に出してほしい手紙というのを残していて、
生前の付き合いへのお礼の言葉と、「私が死んでもお花も何も送って下さいませんように。残された人が困るだけです。
あ、あの人も行ったか、と一瞬気にかけていただければそれだけで十分です。どうもありがとうございました。」というような内容だった。

何だか心打たれた。

若いころ訳も分からず死ぬのが怖かったのが嘘のよう。
いつ死んでも本望、と思える生き方がしたいと思う。
死ぬのは、ゆっくり休むのに似ている。
もちろんそれを、自分で、自死のように選ぶことはしない。
全て流れに任せ、自然に任せ。

死にざまは生きざま。

もちろん、どうなるかわからないけれど、
できれば最後の時まで人間らしくありたい、
人間らしく死にたいと思う。

だから、今年から、エンディングノートをつけ始めた。

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