蜻蛉日記
 
私の男
 辛口の批評が多かった。じゃなぜ直木賞?と考えたときに、改めて、共感できる部分を認識した。からめ取られたような、非生産的な恋から抜け出す、血の人形。
 近親相姦であり、ともに殺人を犯し、互いを傷つけあうだけで、生きることに虚無になっていくような、廃人になっていくような関係。女は、何とか断ち切りたいと思う。男もそれしかないのだと心では分かっている。
 そして本当にそうなる。男は、永遠に女の前から姿を消す。
その後の女は、幸せに生きていけるのだろうか。それともやはり廃人になるのかな。

 過去と他人は変えられない。変えられるのは未来と自分だけ。
だが、その自分も、保守的で、なかなか変えられないもの。
ぬけがらになってでも、現状を打破するべきなのに。
そうすれば、出口のないトンネルが終わるのに。
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://tonogi.blog58.fc2.com/tb.php/51-4441fef1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック