蜻蛉日記
 
ワリスとスアド
 最近、女性差別問題で衝撃を受けた本2冊。「砂漠の女ディリー」と、「生きながら火に焼かれて」。
 ソマリア出身の女ワリスディリーは、今やマリークワントのスーパーモデルだが、14歳のとき羊と引き換えに老人と結婚させられそうになり、死を覚悟で砂漠から逃走する。そして、明らかになる、「割礼」という儀式。・・・・あまりにむごい男尊女卑に言葉を失った。
 シスヨルダン出身のスアドは、男女交際を禁じた村で育ち、恋に落ちたため、生きながら義理の兄に焼かれ、死にかける。これを、「名誉の殺人」と言う。
 どちらも、女を物のように扱う風習が、いまだに残っていて、殺されたり虐待されたりし続けていることへの警告。知ることが、知性が、人間の歴史を変革する第一歩。
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